山形最後の飴屋がつくる「福」を呼ぶ飴
江戸時代より毎年1月10日に開かれる「初市(はついち)」。約400年続くこの行事の名物が初飴です。
もとは、山形特産の紅花の豊作を祈願して作られていました。旗あめ・盛りあめなどと呼ばれ、紅花の作り方を真似て、紙の上に飴を垂らして販売していました。
近年では福を呼ぶ縁起物として親しまれ、切りあめの形で販売されています。
山形県内でただ1軒だけ残った飴専門店が作る初飴は、湿度・気温が低い冬にしかできない季節限定品です。何度も飴を練り、空気を含ませることで軽い食感に仕上げました。
素朴ながら味わい深い、伝統の飴を味わってみませんか。