【取材レポート】主役のトマト畑に直撃してきました
8月中旬のトマトハウスでは、私の背丈もゆうに越えた青々とつるや葉っぱが伸びていて、葉っぱの間から真っ赤に輝くミディーたちが「はやく獲って~」と待っています。
「まず、食べて。一番赤いところね。」と井上さん。
ヤッホー!食べちゃいました。
「うわぁ。あまーい。・・・だけじゃない。濃~い!美味しい!!」
口の周りじゅるじゅるになりながら1個丸かじりした私たち。
そういえば・・・・。トマト食わず嫌いだった私も、畑でトマト食べて以来好きになったんだっけ。
そんな昔懐かしいトマト本来の味・・。
食べ終わった後も、その甘さの象徴か、手はべとべとしたまま。(笑)
でもそれも気にならないくらい、トマトの味に感動!
土をみると・・あれ?結構乾燥してる?
その時甦ってきたのは、アル・ケッチァーノ奥田シェフの言葉。
「野菜って知ってます?原産国にできるだけ近い気候や条件に合わせると、本来の味が出てすごく美味しくなるんですよ。」
あ、そうだ。トマトの原産国は南米だった・・・。
「水やりは1週間から10日に一度。厳しい条件を作ってあげると、味の凝縮したトマトができる。でも一歩間違うと生理障害が出てくるから、難しいんだ。」
と井上さん。そのご苦労がひしひしと感じます。
「トマトは手間ひまがまず一苦労。ほとんど利益は考えてないよ。楽しんでつくってる趣味みたいなもんだ(笑)」
トマトへの"情熱"をもって、こだわり続ける井上さんでした。