ミキュイの思い出(スタッフ佐藤編)

大げさかもしれませんが

今の私があるのは、ミ・キュイとのご縁があってこそ。

そう言い切れるくらい、私にとってミ・キュイは大きな存在です。

私が初めてミ・キュイを知ったのは2005年。

大学3年生の頃でした。

ネットショッピングが大好きだった私。

あるとき楽天市場で「1分で100台完売したスイーツ」を見つけました。

そう、ミ・キュイです。

1秒で2台近く売れるってどういうこと…?

気になる、食べてみたい。

でも完売かぁ…1ヶ月待ちみたい。しかも即完売するかもしれないらしい。

どんなケーキなんだろう…美味しいのかな…

手に入らないケーキ。期待値はどんどん高くなっていきました。

買いたい、けれどタイミングが合わず手に入らない。

そんな状態が何ヶ月続いたある日、

友人のバースデーパーティー用にケーキを準備することになりました。

ケーキ…そうだあのいつも売り切れているチョコレートケーキを頼もう!

何日間か毎日ページをチェックし、

ようやく販売開始されたミ・キュイを購入することができたのです。

そしてバースデーパーティー当日。

友人の驚いた顔は今でも忘れられません。

一口食べて、大きく目を見開き、一言。

「え、なにこれ!?」

一瞬ヒヤリとしました。

普通、ケーキを食べたら美味しいとか甘いとか、そんな感想が出るはずなのに

口に合わなかったのかな…と。

でもそんな心配は無用でした。

「めっちゃくちゃ美味しい!!これほんまにケーキなん?完全にチョコレートやでこれ!」

「今までこんなケーキ食べたことないわ!ようこんなケーキ見つけたなぁ!!」

びっくりするくらいの大絶賛!

周りの友人たちも、すごい、ヤバイと大興奮。

ええ?そんなに美味しいの!?と一口食べると

口に入れた瞬間、とろ~~っととろけるチョコレート。

なるほど、ケーキじゃないみたい!

高級で濃厚な味。でも海外のチョコレートのような甘ったるさはない。ちょっぴりビターで媚びない甘さ。

衝撃でした。

すごい、こんなに美味しいチョコレートケーキがあるなんて…!

「ねぇ、これまたみんなで食べようや!」「これどこで買うたん?」

そういえばこれ、どこのケーキだっけ。

改めて送り先を見て驚きました。

あれ、このケーキ、山形から送られてきてる。

清川屋って…あのいつも立ち寄るお土産屋さん!?

お土産だけじゃなく、こんなに美味しいケーキを売っているの!?

大学3年生、ちょうど就職活動を意識しだした時期でした。

清川屋さんってお土産屋だと思ってたけど、

こんなに美味しい幻のケーキなんて売ってるんだ。

知らなかった、気になるな、ちょっとエントリーしてみようかな…

と、清川屋の門をたたき……

今に至ります。笑

ミ・キュイに出会い、清川屋と出会った私。

あの時ミ・キュイを取り寄せていなかったら、

いまこうやってブログを更新することはなかったかもしれません。笑

一顧客から、販売する側へと立場が変わり、随分月日が経ちました。

ミ・キュイ終売の瞬間に立ち会うのも、なんだか不思議なご縁を感じます。

ずっと愛され続けてきたミ・キュイがなくなるのは本当にさみしいことですが

いまは感謝の思いでいっぱいです。

最後は私も購入するつもり。

あの時の感動を思い出しながら、一切れ一切れじっくり味わいたいなぁ…

ありがとうミ・キュイ!