さくらんぼの栄養価、効能効果、アメリカンチェリーと日本国産で成分は違う?

国産さくらんぼと米国産さくらんぼの違い。栄養価を比較

かわいらしい見た目と甘酸っぱい味わいで人気のフルーツさくらんぼ。どんな栄養素が含まれているのでしょう?
以前にも記事を書いていたのですが、今回改めて調べなおしてみました。

文部科学省のホームページをみると日本食品標準成分表が公開されており、健康維持に欠かせない栄養素がどのくらい含まれているかがわかります。

国産さくらんぼは100g中のエネルギー64kcal、水分83.1%、たんぱく質1g、脂質0.2g、炭水化物15.2g、灰分0.5g、カリウム210mg、カルシウム13mg、マグネシウム6mg

米国産さくらんぼは100g中のエネルギー64kcal、水分81.1%、たんぱく質1.2g、脂質0.1g、炭水化物17.1g、灰分0.5g、カリウム260mg、カルシウム15mg、マグネシウム12mg

最新の日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

米国産さくらんぼの方が水分が少なく、脂質、灰分以外の成分が多いという結果になりました。

この国産と米国産についても解説がありました。
「さくらんぼ」は「スイートチェリー」(甘果桜桃:ナポレオン、佐藤錦、高砂、日の出、蔵王錦等)と「サワーチェリー」(酸果桜桃:モレロ、アマレル等)に大別され、「スイートチェリー」は生食用や加工用に、「サワーチェリー」は主に加工用に利用されます。国産さくらんぼは日本産の「スイートチェリー」を、米国産さくらんぼはアメリカ産のアメリカンチェリーを試料としたそうです。
(しかし日の出、モレロ、アマレルと聞きなれない種類のさくらんぼが続々出てきてびっくり。もっと勉強しないと。)

さくらんぼに含まれているカリウムにビタミンC、その効果とは?

まず多いなと目についたのが国産さくらんぼ100gあたり210mg含まれているカリウム。イチゴやオレンジより多く含まれています。さくらんぼを食べることでカリウムを効果的に摂取することができるのですね。

カリウムはさくらんぼに含まれる重要なミネラルの一つ。体内の水分バランスや神経・筋肉の正常な機能維持に必要です。
塩分(ナトリウム)の排出を助けるカリウム。血圧をコントロールするために重要な役割を果たしますので、高血圧予防にも効果が期待できるといわれています。「むくみ」が気になる方にもおススメです◎

しかし、カリウムを摂り過ぎると手指や唇のしびれ・全身がだるい・不整脈などの症状が現れる「高カリウム血症」を引き起こす可能性もありますので食べすぎは禁物。
カリウムの理想の摂取量は男性では1日2,500mg、女性では2,000mgと言われていますので、他の食べ物のカリウム量も考えながら適量を美味しく召し上がっていただくのが一番です♪

ちなみにビタミンCも気になり調べたのですが国産さくらんぼ100gあたりビタミンCは10mg。(米国産さくらんぼは9mg)
こちらはイチゴやオレンジより少ないということがわかりました……
しかし、さくらんぼには100gあたり0.3mgの鉄分が含まれており、それはビタミンCと一緒に摂取することで吸収力を高める効果がありますので、さくらんぼは貧血予防に良いとも言われています。

国産さくらんぼに多く含まれているレチノールって?
どんな効能があるの?

国産さくらんぼ100gあたりレチノール当量8mcgの数値を発見。米国産さくらんぼは2mcgで国産さくらんぼの方に軍配が上がっています。

レチノールとはビタミンAとも呼ばれ、脂溶性ビタミンのひとつです。食品標準成分表では「レチノール当量」として表示されますが、このレチノール当量とは、ビタミンAの摂取量を表す際に使用される単位。野菜ではにんじんやホウレンソウなどの緑黄色野などに含まれるほか、鶏や豚などのレバー、うなぎなどにも豊富に含まれている成分です。

ビタミンAの理想の摂取量は、男性で1日900mcg(マイクログラム)RAE(レチノール当量)、女性で700mcgRAEといわれています。
鼻やのどの粘膜の健康を維持するためにも重要で、免疫系の正常な働きをサポート、視細胞の一部である「ロドプシン」の合成にも必要な栄養素ビタミンA。
さくらんぼを食べて美味しく摂取しましょう。

さくらんぼには葉酸も!
でも葉酸が豊富な食物といえば他にもおすすめが

国産さくらんぼ100gあたり葉酸が38mcg。米国産さくらんぼは42mgで今度は米国産さくらんぼの勝利^^

人間の体内で合成することができず、食事やサプリメントから摂取する必要があるとされる葉酸。特に妊娠初期の女性にとって重要な栄養素で適切な葉酸摂取が推奨されています。

さくらんぼに含まれている葉酸ですが、実はけた違いに葉酸が豊富な食物があります。それが「えだまめ」。えだまめで260mcg。さらにだだちゃ豆は枝豆の中でも葉酸量が豊富と言われています。

さくらんぼとバトンタッチするように始まる清川屋のだだちゃ豆シーズン。ぜひ止まらない美味しさで葉酸を摂取してください。

おすすめ特集

清川屋のだだちゃ豆

100年以上もの間、守り継がれてきた鶴岡市の在来野菜「だだちゃ豆」。一度食べると忘れられない、コクと旨みが魅力の枝豆です。7月の極早生「小真木」を皮切りに9月まで続くだだちゃ豆シーズン。夏の鶴岡を代表する味わいです。

◆ご注文受付期間の目安:6月頃~8月下旬頃まで


アントシアニンにポリフェノール…
さくらんぼにはまだまだ栄養成分がたっぷり♪

◆アントシアニン
さくらんぼ、特にアメリカンチェリーにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。
というのも、さくらんぼの果皮や果肉の赤い色は、アントシアニンの色素によるもの。国産さくらんぼにもアントシアニンは含まれますが、比較的真っ赤に色づくのが特徴のアメリカンチェリーのほうが豊富に含まれるというわけですね。
アントシアニンは抗酸化作用を持ち、炎症の抑制や心臓病、がんの予防に役立つとされています。アメリカンチェリーに含まれるポリフェノールは100gあたり160~170mg!より強い抗酸化力が期待できます。

◆ビタミンCとカロテン
さくらんぼにはビタミンCやカロテンも含まれており、免疫力の向上や健康な肌の維持に役立ちます。
ビタミンCは体内でコラーゲンを生成するのに必要不可欠な栄養素。メラニン色素が作られるのを抑制する働きがあるので、美肌にも効果が期待できます。熱を通すと失われやすいため、料理する必要がなく生食で食べられるさくらんぼはビタミンCの補給におすすめのフルーツといえます。

◆鉄分
さくらんぼには鉄分も含まれており、貧血の予防や酸素の運搬に重要な役割を果たします。
鉄分は吸収率が低いため、意識して摂りたい栄養素。鉄分には赤身肉や魚などに含まれる「ヘム鉄」と、野菜や果物に含まれる「非ヘム鉄」があります。さくらんぼに含まれるのは非ヘム鉄のほうですが、非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなるそう。
前述の通り、さくらんぼにはビタミンCも含まれますので、効率よく摂取することができますね^^

そんなさくらんぼのカロリー、糖質は他のフルーツに比べると?

さくらんぼ100gあたりのカロリーは64kcal、糖質は14gでした。

カロリーはりんごより多く、バナナより少ない。
糖質はりんごは同じくらい、バナナりは少ないという結果でした。

ただりんごやバナナより一度に食べる量は少なそうですよね。
同じ甘いお菓子よりフルーツは低カロリーだと思います。
多くの栄養素を含んでいますしね。

とはいえ美味しくてつい食べすぎてしまいそう。
でも食べすぎ防止にもおすすめの保存方法をご紹介。

食べすぎる前に簡単オススメレシピ!?冷凍さくらんぼ

さくらんぼは温度の変化に注意が必要なとてもデリケートな果物です。
清川屋のさくらんぼは冷蔵のクール便でお届けしているため、お届け直後に、あたたかな常温の部屋におくと温度変化で傷んでしまう場合があります。なので届いた後はパックから出し、通気性の良いざるなどの容器に移し替え、「冷蔵庫の野菜室」など、冷えすぎないところで保存していただくのがおススメです。その場合は、さくらんぼは水洗いせずにキッチンペーパーで包んで保存していただくとより◎です!柔らかい紙類で包むことによって、果実が傷付くことや直接的な冷気から守ることができ、腐食の原因になりやすい乾燥や結露を防げます。

そんな保存が難しいさくらんぼを毎日少しずつ食べて楽しむことができるオススメの食べ方が冷凍さくらんぼです。

軽く水洗いをしてから、一粒ずつキッチンペーパーなどで水気を切り、密閉容器に入れて冷凍してください。保存期間は約1ヶ月が目安です。
解凍する場合は常温に約3分ほど置いて、実の表面に白く霜がついた位の半解凍で召し上がっていただくのがおすすめです。
生のさくらんぼとは違う、シャーベットのような新食感のさくらんぼは暑い日のおやつにぴったり♪
ただし、あまり常温に置くと鮮度が落ちブヨブヨに変色してしまうので、お召し上がりになりたい分だけ解凍してすぐに食べてくださいね。

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今回の特集、いかがだったでしょうか。

果物は旬の時期が一番栄養価が高いとも言われています^^
中でも国産さくらんぼは旬が短い。短い旬を逃さず楽しんでいただきたいものです。

定番の「佐藤錦」から最近人気を追い上げてきている「紅秀峰」など、様々な規格が揃ってます!
お世話になったあの人にちょっと早めの御中元、はたまたご自宅用で自分へのご褒美に、清川屋の美味しいさくらんぼをお届けしてみてはいかがでしょうか?
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また、清川屋のInstagramTwitterなどではさくらんぼの生育状況や、さくらんぼに関するお役立ち情報を随時アップしています!
清川屋を通して知らなかったさくらんぼのことを沢山知っていただければ何よりです^^

お客様のさくらんぼについての疑問を一覧にまとめた記事、「清川屋のさくらんぼ よくある質問 Q&A」は清川屋のホームページからチェック!

この記事で紹介した商品はこちら

清川屋のさくらんぼ

全国でも生産量のシェア70%を超える、山形県を代表する果物、さくらんぼ。清川屋では、毎年旬の6月~7月にかけて、佐藤錦・紅秀峰を中心とするさくらんぼを全国の皆様にお届けしています。

◆ご注文受付期間の目安:4月下旬~6月下旬頃

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