こんにちは。スタッフ渡部です。
お盆から天候がぐずついていましたが、何とか回復してきました。
りんご・ぶどうなども早いものは出始めているようで、山形もいよいよ秋フルーツの気配が来ました!
さっそく朝日町のりんご名人、清野さんより「つがる」の生育状況の写真をいただきました。
まだまだ青いですがほんのり赤みががってきましたね。
清野さんは「玉返し」という作業中。
「玉返し」とはりんごの実をくるっとひねって、実全体に日が当たるようにすること。
非常に地味な作業ですが、これが美味しいりんごを作る上で欠かせません。
今年の出来はどうでしょうか?
清野さん「実は・・・今年霜害の影響かサビ(※)が多いです。」
Oh・・・
(※サビ(サビ果)とは:果皮がザラザラして、まるでサビがついた様な状態になること。果皮のみで中の果肉・味には、殆ど影響ない。)
清野さん「こんな感じです。」
確かに・・・例年よりも果皮がガサついているようです。
今年の山形県内のさくらんぼが大打撃を受けた4月の遅霜
りんごも同じ時期に花が咲くため、遅霜の影響を受けており、
しかも最も打撃を受けてしまったのが、りんごの品種の中でも一番人気の「ふじ」。
清野さんも同様にふじは壊滅的だそうで、
毎年大人気の「和合平特撰ふじ」は今年はご紹介できなさそうだとのことorz
(毎年楽しみにしておられる方、本当にごめんなさい)
「つがる」「シナノスイート」などの早く収獲になるりんごは、
「ふじ」よりも被害がすくないとは聞いていましたが
霜の影響は生き残った実の方にも若干出てきてしまったようです。
せっかく過酷な状況を生き抜いてきたのにそれはないでしょう・・・とちょっと自然の厳しさに泣けます。
※霜の影響は、品種だけでなく栽培場所や時期によっても状況が変わるようですので、分かり次第ご連絡いたします。
清野さんも良いものを選別してお届けしていただいておりますが、
どうしても例年よりも表皮にサビが多くなりそうです。
ご了承いただけましたら幸いです。
とはいえ、味に影響はないとのことで一安心。
実は私、清野さんの「つがる」は「ふじ」の次ぐらいに大好き。
ふじよりも軽やかなシャリ感と、りんごの甘い芳香の中にもちょっと青々しい夏の香りがあるんです。
りんごを食べながら「夏が終わるなあ」と、ちょっとセンチメンタルな気持ちになれる「つがる」。
ふじより日持ちはしませんが、何故かそのはかなさも魅力に感じられる短い旬の早生りんご。ぜひお試しくださいませ。