漢字クイズ!「鰰」なんと読む?

「鰰=ハタハタ」

清川屋のある山形県庄内地方では
なじみ深い魚。

毎年12月9日の大黒様のお年夜に、
黒豆ごはんや納豆汁など
まめづくしの料理とともに
旬のハタハタの田楽を
供える風習があります。

しかし近年では漁獲量が激減し、
高級魚となりつつあります。

そんな庄内の食文化に
根付いてきたハタハタの
一夜干しとお寿司があるのです!

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日本海を代表する冬の恵み
『ハタハタ一夜干し』
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大ぶりな雄のハタハタを
一昼夜寒風にさらし、
旨味をギュッと凝縮させたのが
「ハタハタ一夜干」です。

日本海の荒波で育った
ハタハタは身が引き締まり
弾力のある噛み応え。

さっと炙れば
食欲をそそる皮の香ばしさと
ハタハタ独特の旨味が
口いっぱいに広がります。

骨が少なく身離れが
良いので食べやすく、
2尾ずつ小分けに
なっているので、
冬の味わいを少しずつ
お楽しみいただけます。

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日本海伝統の正月料理
『ハタハタ寿司』
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冬場の保存食として
山形県・秋田県で作られる
「ハタハタ寿司」

正月料理としても
昔から欠かせない存在です。

庄内沖で水揚げされた
ハタハタを米麹と酢で
じっくりと発酵させ、
まろやかでさっぱりとした
味に仕立てました。

鮮やかな色合いの
にんじんとふのりも
一緒に漬け込むので、
お正月の食卓に
彩りを添えてくれます。

鶴岡市鼠ヶ関地区の
漁師さんが代々
受け継いできた製法で
作られたハタハタ寿司は、
時間をかけて発酵させることで
骨まで柔らかく程よい酸味が
やみつきになります。

昔ながらの伝統の味わいをどうぞ

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タイトルの漢字クイズ

冬の食べ物が少なくなる季節に
漁獲されるところから
「神が授けてくれた魚」
という意味で「鰰」と書くとか。

そしてハタハタはもう一つ、
魚編に雷と書くこともあるんです。

雷鳴とどろく海の荒れる日に、
大群で産卵のため
浅瀬に押し寄せるハタハタ。
別名漁師泣かせの『雷魚』
とも呼ばれています。

12月9日は大黒様のお歳夜ですが、
12月17日は観音様のお歳夜

縁起物として「きりさんしょ」
を食べる習慣があります。

そうだと思って育ってきたので
庄内独特の風習と知り
びっくりしたものです。


スタッフ渡部のブログもぜひご覧下さい!

ハタハタ食べて福が舞い込む!?
「大黒様のお歳夜」
https://www.kiyokawaya.com/kiyokawayablog_backnumber/35538/
(お膳の写真もみることができます)


また時々山形ならではの
風習をお伝えしたいと思います。