目次
在来作物のスペシャリスト・江頭宏昌先生に、だだちゃ豆の歴史やおいしさのヒミツを語っていただくなかで、「そうだったの!?」「知らなかった@@」とスタッフも驚くこぼれ話もたくさん伺いました。ということで、だだちゃ豆の”まめ”知識をまとめてご紹介いたします^^
まめ知識① 実は「だだちゃ豆」ってグループ名!
だだちゃ豆系統は20種類以上!
その中でも鶴岡市内で栽培された一部の良食味だけが商標上の「だだちゃ豆」の名を背負って全国に流通しています。
まめ知識② 「栗」に遠慮した八里半豆
栗ほどうまい!と評判のだだちゃ豆の祖先品種「八里半豆」。
栗(=九里)には及ばないがうまい、という意味で「八里半」と名付けられたとか。何とも粋な名付けですよね。
まめ知識③ 「だだちゃ」の豆なのか、「だだ」の茶豆なのか
しばしば話題になる、だだちゃ豆の名前のこと。
諸説あるのですが、有名なのは庄内藩のお殿様がたいそう気に入っただだちゃ豆を「だだ(ちゃ)の茶豆」と呼んでおり、それが転じて「だだちゃ豆」になったと考えられています。
しかしこの「だだ」という庄内弁…丁寧度合いによって使い分けがあるのです。
庄内弁では「だだ(オヤジ)」<「だだちゃ(お父さん)」<「だだはん(お父様)」というニュアンスになるそうで、果たして「だだちゃ豆」はオヤジの茶豆なのか、お父さんの豆なのか…。
江頭教授は、当時のお殿様が農家のお父さんに「だだちゃ」は使わないだろうと「だだ(オヤジ)の茶豆」が由来では?と考えているそうです。実際、「だだの豆」とニックネームがつけられた明治時代の豆の絵があるそうな。
まめ知識④ レバー並みの栄養!?葉酸たっぷりのだだちゃ豆
だだちゃ豆には、ビタミンB群のひとつで、造血やたんぱく質の合成を助ける栄養素・葉酸がたっぷり。特に本豆にはレバー並みの葉酸が含まれているそうです。
【コラム】生の豆は食べないで!
甘みや旨みが豊富なだだちゃ豆。茹でる前にちょっとかじってみたくなりませんか?
でも、枝豆(ダイズ)には種を守るために消化しづらくする酵素や、青臭い匂いの素になる酵素があるので、必ず加熱してから召し上がってくださいね。
固めが好きな方も、最低でも2分半は茹でて美味しいだだちゃ豆をお楽しみください。
【まとめ】あなたは“まめ”知識、いくつご存知でしたか?
江頭先生から伺っただだちゃ豆の豆知識をご紹介しましたがいかがでしたか?あなたの知っている”まめ”知識はあったでしょうか。
知れば知るほど奥が深い在来野菜・だだちゃ豆の世界…!「そういえば・・・」と思い出しながらだだちゃ豆を頬張るのもいいですね♪