いよいよお盆の時期に入りましたが、台風の行方も心配ですね。山形も16.17日頃には台風の影響を受けるかもしれません。例年だと台風が来るとやや涼しくなる気がするのですが、今年はどうなるのでしょう。なんにしても今年は暑すぎて辛いです。
…気を取り直して、先日行ってきました髙橋さんのデラウェア畑をご紹介します。
前回取材させていただいたときは春先で、まだぶどうの芽が出たかでないかの時期だったので、収穫時は果たしてどんなふうに実っているのかワクワクしていましたが、まさに壮観!
外気温は本日も35度!
ぶどう畑の地面から1m上ぐらいまでは、山からの涼しい風が吹き抜けており、結構快適です。しかしぶどうが生っている棚の辺りは太陽の光を浴びて灼熱の暑さ。
胸から下は涼しく、首から上は暑いという不思議な感覚になりながら取材させていただきました。
「今年は雨が少なくて、酸味が抜けて糖度が乗っていますね。ただ、朝晩の寒暖差が小さいので色づきの進みが遅いです」とのこと。色づきを待っているため、ますます糖度が高めになる傾向ありだそうです。
糖度計で測ると、収穫初期は18~19度、中期は20~22度、終盤は24度ぐらいまで上がっていくそう。普通の大粒ぶどうでも大体20度ぐらいなので、それと比べても遜色ない、むしろ甘いデラウェアって実はすごいぶどうなのではないかしら。
デラウェアも他のフルーツ同様、品質等級があります。「房がまっすぐで、色づきが均等に赤く、粒の間がなくてギュッと詰まっているもの」が良いデラウェアの条件だそうです。良いものから秀品→優品→無印と等級が変わります。
粒の表面が白っぽくなっているのは、果粉・もしくはブルームと呼ばれる、ぶどうの分泌物みたいなもの。農家の間ではこれが鮮度の証なので、なるべくブルームが落ちないように収穫、袋詰めするのが大変なんだそう。
「今回、清川屋さんからデラウェアのご注文をいただいて、こんなにデラウェアを欲しいと思ってくれるお客さんがいるんだと驚きましたし、嬉しかったです。」ますます頑張ります、とご夫婦で笑顔で話しておりました。自家農園ワインの夢のために、頑張ってくださいませ。