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2023年も残すところあと3ヶ月、おせちプロジェクトも現在最盛期を迎えており、企画スタッフが慌ただしく動きまわっている今日この頃です。
実は、今年はさらに新しい店のおせちも加わります。
今回はそのお店をご紹介します!
今年の新作は南陽市のあの名店から!?
置賜の方が「大切な人を連れて行くならココ」と絶賛するフレンチの名店・西洋葡萄。
オーナーの山口シェフは、東京の名店・東京會舘本館やレストラン仔馬などで本格フレンチを修行。東京で勤めるうちに「これからは地方でもっと洋食文化が広がるのでは」と一念発起し、地元南陽市にUターン。昭和57年に西洋葡萄をオープンします。
山形市の大沼デパート(現在は閉店)にも出店していたので山形市内の方でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
ちなみに、店名はブドウの名産地・南陽市というのも意識して名づけられたそうです。美味しいブドウに美味しいワイン、それに合うフレンチをごちそうしたい、という山口シェフの想いが溢れています。地元産の食材をふんだんに利用した本格フレンチに県内外からファンが訪れます。
本当は実際に食べて行ってほしい
店舗は国道13号線のかなり車通りの激しい所にあるのですが、店内に一歩入るとまるで時が止まったかのような静けさに包まれます。落ち着いた調度品に内装、そして奥様の佇まいと素敵な接客が何とも言えない居心地の良さを醸し出しています。
シンプルに見えるメニューこそ腕の見せ所
西洋葡萄が手掛けるおせちは、地元産の素材を活かしたフレンチ風2段重を予定しております。
特に西洋葡萄さんの人気メニュー「米沢牛のビーフシチュー」は、米沢牛のすね、トマト、タマネギ、牛と鶏のブイヨン、赤ワインなどを5時間煮込んだという大変手が込んだもの。お肉はホロホロでスープの旨味がものすごいのに、後味が不思議とさっぱりしています。スタッフW「ビーフシチューってもっと胃にもたれるようなコッテリ味かと思っていたのに、これなら何杯でも食べられそう」と絶賛。
おせちによくある海老やあわびという素材を活かすメニューにもフレンチらしいひと工夫が入っていて、どれも手の込んだ本格フレンチが楽しめます。
山口シェフ曰く「辛口の白ワインなどにもよく合いますよ」とのこと。
メニューの詳細は販売開始してからご紹介します。もちろんビーフシチューもおせちメニューに入る予定です!
女性ならではの目線で作る、老舗菓子店のスイーツおせち
かわってこちらは、高畠町にある「菓子工房COCOイズミヤ」というお菓子屋さん。
見た目はかわいい洋菓子屋さんですが、実は創業大正12年という老舗。元々は和菓子専門でしたが、三代目から洋菓子を取り入れています。
「創業して100年以上経っていますが、ここの味を守る、というよりも時代や人、地域に合わせたお菓子を作るのが大事だと思います」その言葉通り、高畠の伝統菓子「つのまき」に始まり、クレープやシュークリーム、アイシングクッキーなどジャンルにとらわれない様々なお菓子を提案しています。
四代目社長の庄司薫さん、娘さんの戸田さんを含め、8名在籍するスタッフ全員が女性なのも菓子店では珍しいかも。
「40数年前には、女性のパティシエはほとんどいませんでした。土日も仕事、残業もあるので女性には無理と言われていました。私は“お菓子を作りたい人”がこの時代でどうやったら社会で活躍できるのか、輝けるのかを考えながら労働環境を整えてきました」と語る庄司さん。お店のアットホームな雰囲気にも頷けます。
可愛いだけじゃない、美味しさと地元の素材が活きたスイーツ
さて、おせちの中身はというと、和洋取り混ぜたスイーツ1段重を予定しています。Cocoイズミヤさんと言えば、クレープやバタークリームケーキなど、クリームを使った商品が人気なのですが、おせちのメニュー予定にある、レーズンサンドや伊達巻き風ロールケーキにも自慢のクリームがたっぷり「バタークリームには卵を多めに入れているので、普通のバタークリームよりも重くないんですよ」
見た目が可愛いだけでなく、たとえばレーズンには高畠産のぶどうを使い、チョコレートは本場ベルギー産でカカオトレース認証のチョコレートだけを厳選するなど、素材にもこだわっています。
来年は101周年を迎えるcocoイズミヤさんですが、
実は来春にお店を移転、店名も「coco de cachette(ココデカシェット)izumiya」という名前でOPENする予定だそうです。100年を越えて、ますます進化する山形発スイーツおせち、只今絶賛準備中です。販売をぜひお楽しみに!