この夏の猛暑はラ・フランスにも影響しているのでは・・心配な気持ちをこの目で確認してこようと清川屋の契約農家さん、堀さんの果樹園に行ってきました。
全体の収穫量は昨年より2~3割少ないそう。2年前は霜の被害で収穫量が少なかったのですがその年より状況が悪いよう。
そんな中「清川屋さんの分は昨年と同じくらいは大丈夫です。」と言っていただいたことがありがたい。
「雨が少なかったから、糖度は例年よりも高いです。美味しい年になりそうです。」とこちらは嬉しい情報でした。
広大な果樹園にはもう、ラ・フランスはありません。
収穫は完了して、冷蔵庫に保存してある状態です。ラ・フランスは、樹に実っているうちは完熟しない、という特性をもっています。収穫後すぐに2~3度の低温の貯蔵庫に移動し、「予冷」と呼ばれる期間をおきます。
その後、貯蔵庫から出して常温の環境に置くことで安定した「追熟」が進み、ようやく、甘い香りが漂い、とろける果肉のラ・フランスとして美味しく食べられるようになるのです。
入っているのは重さによる選別(重量選果)を終えたラ・フランス。重量選果のあとは等級選果です。「特秀・秀・〇秀」に分けられます。
重量選果は機械でできるのですが、等級選果は、傷が無いかなどを目視で見るしかない、大変な作業です。
等級選果を終えたラ・フラランスは再び冷蔵庫へ戻り2週間以上の予冷を行うそう。
例年より収穫量が少ないため、選別は10月いっぱいで終わりそうとのこと。
予冷期間を終えたラ・フランスは11月上旬から出荷が開始されます。
心配していた夏の高温の影響は、堀さんでも経験したことがない暑さだったので予測ができない、というのが正直なところでした。保管期間が長くなると影響が出るかもと心配そう。
収穫量が少ない年でもあり、清川屋での受付終了も早まるかもしれません。今年はお早めのご注文、お召し上がりがおすすめです。甘くとろけるラ・フランスをぜひ。