自家製粒あんが愛される秘密♪山形県民熱愛の「あじまん」とは

おいしいね♪あったかあじまんの季節到来です

いよいよ12月。本格的に寒くなってきましたね⛄
寒くなると食べたくなるものといえば、あったかお鍋、おでん、納豆汁・・そして「あじまん」!!
山形県民なら一度は食べたことのある冬のおやつ「あじまん」。今回はそんなあじまんにフォーカスを当てていきたいと思います。

あんこが詰まったこの焼菓子、あなたは何と呼んでいますか?

ところで「あじまん」とは?

ところで「あじまん」とはどんな食べ物かご存知ですか?
知っているよ!という方は圧倒的に山形の方が多いのではないでしょうか。

というのも、「あじまん」というのは山形県独特の呼び方。小麦粉でできた生地にあんこがずっりしと詰まったまあるい焼菓子のことを、山形県民の多くは「あじまん」と呼んでいるのです。
(一般的には「今川焼」「大判焼き」と呼ばれることが多いようですよ)

〈コラム〉ネットでたびたび話題になる「あじまん」の呼び方

この焼菓子は地域によってさまざまな呼び方があるため、冬の時期、ネット上ではしばしば呼び方論争が巻き起こっています。
「今川焼」「大判焼き」がメジャーな呼び方のようですが、前述のとおり山形では「あじまん」が一般的。
ほかにも「おやき(北海道)」「回転焼(九州全域)」「御座候(兵庫、大阪、奈良など)」「太鼓焼き(和歌山県)」「二重焼き(広島県)」・・と、地域によって呼び方は様々!同じ食べ物なのにこんなにバリエーションがあるのは興味深いですよね。

個人的にはこのずっしり感こそがあじまんです。はみでた皮の部分も美味しくて、子どものころから大好き!

ではなぜ山形県民はこの焼菓子のことを「あじまん」と呼んでいるのでしょうか。
実はこの「あじまん」という名前、山形県を中心に冬季限定でチェーン展開している大判焼きのお店の名前なんです!

株式会社あじまんは昭和40年創業。
もともとは天童市初のスーパーマーケットだったそうです。そのときお店の店先で売り出した北海道十勝産の小豆を使った、自家製餡たっぷりの大判焼きが大好評!昭和55年より山形県内のスーパーマーケットの敷地内に小さな小屋を建て、冬季限定で大判焼きを販売するようになりました。これがあじまんのはじまり。

ちなみに初めからあじまん、という名前だったわけではなかったそう。
もともとは味自慢(あじじまん)の商品にしたい・・という想いから、赤ちょうちんに「あじじまん」という名前で展開していたのだとか。そこから「あじまん」になったそうですよ!

自家製粒あんこが愛される理由

あじまんが長年山形県民に愛される理由、それはあじまんに使われている自家製餡の美味しさにあります。

あじまんの美味しいあんこは、北海道十勝産の小豆を使って丁寧に炊いたもの。添加物は入っておらず、甘さ控えめな優しい味わいです。

「通常、一度小豆を茹でたお湯は捨てるのですが、あじまんのあんこ作りでは捨てていないんです。その為、他とは違って小豆の風味がしっかり残るのです。又、塩分も他のあんこと比べ若干高めで、文字通りこの(塩梅)があじまんのあんこの特徴なんですよ」と副社長の堀越さん。
創業当時の味を守るため、大量生産はせず、昔ながらの銅釜で少しずつ丁寧に炊き上げているのだそう。自家製餡に対するこだわりがうかがえますね。

あじまんの十勝粒あんは根強いファンが多い商品なんですよ」と、堀越さん。とあるエピソードを教えてくれました。

他にはない美味しいあんこなので、まとめ買いする方やリピーターも多いそうなのですが、毎回100袋という大量注文を繰り返すお客様がいらっしゃったのだそう。不審に思いお客様に連絡したところ、「毎日自分で食べているんです!」との返答が。
このお客様、あじまんのあんこが大好きすぎて、毎日1袋(500g)を1粒ずつお箸で大事に大事に食べていたのだそうです。(遠出するときもあじまんのあんこを持っていくほどの大のあんこ好きなのだとか・・😲)
1日1袋食べているだって!?と、これにはさすがの堀越さんもびっくりだったとか。

なおこのあじまんのあんこ大好きなお客様。「あじまん愛」が高じて、自身が所有するワゴンタイプの個人タクシーをあじまん仕様にしたラッピングカーにしちゃったのだそう・・!想像以上のあじまん愛でした。
(このあじまんタクシーのお話は山形新聞にも掲載されたそうです👏)

お取り寄せOK!愛される粒あんをご家庭で堪能して

あじまん自慢の十勝粒あんは、当店と清川屋さんだけでしか販売していません」と堀越さん。
あじまんは山形県をはじめ東北・関東・中国・九州地方の約250店舗で冬の時期しか味わうことができませんが、十勝粒あんならお取り寄せ可能!全国どこででも味わうことができます。
甘さ控えめなのでどんな料理にもなじむのが嬉しいところ。こちらもリピーターの多い「女鶴もち」や「出羽のもち」と一緒にあんこもちにして召し上がるのもおすすめですよ🙌

山形県民が愛する「あじまん」の粒あん、ぜひこの冬召し上がってみてはいかがでしょうか?

この記事で紹介した商品はこちら

「あじまん」の十勝粒あん

山形県民の冬のおやつ「あじまん」の粒あんを家庭用に小袋に入れました。小豆の名産地・北海道十勝産100%! ご家庭用の色々な用途に使えるよう、甘さ控えめに仕上げてあります。
おしるこやあんこ餅、あんバタートーストなど様々にご利用ください。

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