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今年もいよいよ、清川屋の「さくらんぼ」の受付開始時期が近づいてきました。
農家さんも良いさくらんぼを育てるために日々奮闘しているようで…
今回は、そんなさくらんぼの【今】の生育状況をお伝えいたします!
1.さくらんぼは絶賛生育中!農家さんが恐れる危険とは?
3月~4月にかけて農家さんが目を光らせている心配事があります。それは気温低下により園地に霜がおりることです。
霜に遭ってしまうとさくらんぼの雌しべが凍って枯死してしまい、結実できなくなってしまいます。それが「凍霜害(とうそうがい)」です。
早春のさくらんぼの雌しべが発芽してスクスクと成長し続けるこの時期が最も「凍霜害」の発生リスクが高いんです!
「凍霜害(とうそうがい)」とは…?
初冬から早春に、夜間から早朝にかけて急激に起こる冷却によって発生する気象災害です。気温が0℃以下まで下がると空気中の水蒸気などが果物や地面を表面に氷の結晶を作って霜になってしまいます。
2.気を付けたい「凍霜害(とうそうがい)」。対策は?
さくらんぼを育てるにあたって何としても避けたい「凍霜害」。農家さんは被害を防ぐために様々な準備を進めています。
例えば……
◇剪定(細い枝や不要な枝を切り落とす「間引き」剪定)が終了してない場合は急いで終わらせ、剪定枝を片付ける
◇スプリンクラー、暖房機などの施設や機械は早めに準備・点検する
特に、摘芽した園地・樹では必ず以下の防霜対策を実施する
◇地表面を覆うもの(敷きワラ等)を取り除く
また、《霜が降りやすい条件》として
・晴天で日中の気温が低い
・夜間に風がなく晴れている
・午後5時の気温が10℃以下、または午後10時頃の気温が5℃以下
という条件を元に、天気予報の確認は勿論、農家さん自身が外に出て天候を確認する必要があるようです。
そのように気を付けていても、気温が急激に下がる可能性があるのが自然の恐ろしいところ。
なので、農家さんは早め早めに防霜対策の準備を進めています!
加えて、「低温アラート」というシステムの運用が今年の3月15日から始まっており、
県内の樹園地等に約50 台の小型気象観測装置を設置し、観測地点ごとに
① 現在の気温を確認できる
② 観測地点が農家さんの事前に設定した気温になるとメールで通知が届く
というメールを使用したシステム運用が試みられています。
様々なツールを利用して、美味しいさくらんぼを育て上げようとしてくれているんですね…!
3.困難を乗り越え続ける清川屋の「さくらんぼ」
農家さんの知恵と技術と努力によって、絶賛生育中のさくらんぼ。
特に、今年は「紅秀峰」の生育の進みが早まっており、もしかしたら「佐藤錦」と同時に出荷が始まってしまう可能性があるのだとか。
今後の天候によってまた状況は変わるかもしれませんが…
健やかに育ち続けて、美味しいさくらんぼが皆様の元に届くようにあって欲しいです。
これからもさくらんぼの生育状況を随時お知らせさせていただきますので、清川屋のブログ&SNSを今後も是非チェックしてみてください♪