こんにちは、清川屋です。
山形さくらんぼの現状について、お伝えさせてください。
2024年6月18日に清川屋 公式Xで「山形さくらんぼのリアルな“今”」を投稿いたしました。
【山形のさくらんぼのリアルな”今”をお伝えさせてください。】
皆さんに知ってほしい大事なお話です。
今年のさくらんぼは冬季から降雪が少ない事や、その後も降雨が少ないことも影響し着果に不揃いが生じていました。… pic.twitter.com/AQhMiU6wzy
— 清川屋【公式】 (@kiyokawaya) June 18, 2024
皆さんにさくらんぼの現状を知っていただきたい、と投稿したものでしたが
数多くのいいね!やリプライ、リポストをいただいております。
山形さくらんぼの現状について
これまでもブログやSNS等でお知らせしていましたが、
今年は2023年の異常気象の影響で、めしべが2本になってしまう花が多く、結果として「双子果(実が2つくっついて生育したさくらんぼ)」が大量に発生。
双子果のさくらんぼは規格外品のため、通常は販売されることのないもの。結果として正規品として収穫されるさくらんぼの量は例年よりも少ない年となりました。
(山形県の発表によると例年に比べ約1割減の不作とのこと)
そんな状況の中でも、清川屋の農家さんは必死にさくらんぼと向き合ってくださり、例年通り、十分なさくらんぼを確保しお客様にお届けできる計画になっていました。
ところが、収穫最盛期を迎える時期(6月11日~16日の6日間)に30℃を超える真夏日が続き、山形県全域でさくらんぼの高温障害が発生。
ただでさえ気温が高く不安視されていたところ、雨除け用のビニールを張る栽培方法のため、結果としてハウス内の気温は35℃を超えた状況となり、さらに品質が著しく劣化。
「うるみ果」と呼ばれる実が柔らかいさくらんぼが増え、出荷に耐えうるさくらんぼが激減してしまいました。
画像は”双子果、やわらかい、スレ、傷”等で廃棄となってしまうさくらんぼです。
農家さんへ話を伺うと、半分は廃棄せざるを得ない状況。
せっかく育てたのにどうしたらいいのか…という声も聞こえており、想像以上に深刻な被害を及ぼしています。
これは清川屋のさくらんぼ農家さんだけの話でなく、山形県全体で起こっていること。現在、山形県全域でさくらんぼが十分な量のさくらんぼが確保できず、需要と供給のバランスが崩れてしまっています。
清川屋では山形県内各地の複数の農家さんと契約をし、今一番のさくらんぼをお客様のもとへお届けできるように取り組んできました。
旬のさくらんぼを楽しみにしていたお客様へ、このような過酷な状況のなかでも最後まで生育した今年一番のさくらんぼをお届けできるよう、今現在も農家さんが必死で取り組んでくださっていますが、当初予定していた数量を確保できない状況となっております。
十分なさくらんぼの出荷量が確保できない現状は、
不本意ながら、 山形のさくらんぼを楽しみにしてくださっていたお客様のご要望に添えない事にも繋がってきています。
現在、数少ないギフト規格を満たしたさくらんぼを確保し、選別して出荷するべく奔走しておりますが、清川屋では一人一人のお客様へ寄り添い、順に対応を行っております。 期待を裏切ってしまうような状況に心よりお詫び申し上げます。
今もなお、農家さんたちは丹精込めて育てたさくらんぼを
一粒でもお客様のもとへお届けしようと奮闘してくださっています。
自然という抗えない過酷な環境の中でも皆さまの期待に応えようと必死に取り組んでくださっている全ての農家さんの頑張りに心を寄せてほしいと願っています。