祝・受賞!今年もデラウェア畑にいってきました♪〈6/12産地情報〉

2024年から取扱いが始まり、どのお客様にも「美味しかった!」とご好評の声をいただきましたオボコグレープの高橋さん夫婦が育てる「高橋さんの完熟デラウェア」。
去年も伺いしましたが、今年も生育状態はどうだろう…と昨月の6月中旬に山形県高畠町の畑にお邪魔し、お話を伺ってきました。

昨年は夏は猛暑が続き、冬も雪が少なく暖かい日々が多かった山形。
その為、今年のデラウェアの生育は昨年よりも5~7日早いと言われていましたが、生育は順調とのことです。
生育が早まることによって起きるとして、「収穫時期が前倒しになり、早く出回ることによって市場価値を高くなる」というメリットがありますが
その一方で、「霜害のリスクも増加する」というデメリットもある、と語る旦那様の善祐さん。
その霜対策としてデラウェアの畑ではハウス内にビニールをかけ、
さらに小学校の体育館で使うようなジェットヒーターの設置したり、夜には石油ストーブを何十台も使用して霜害を防いでいるのだとか。
実際、今年の5月にも霜が降りるようなことがありましたが、この畑は被害を免れたこのことで、事前の準備の大切さを思い知りますね…!

 

着色前のデラウェア 黒っぽい色素は寒暖差で色づき、赤っぽい色素は日射量で色づきます

また、デラウェアの着色は、寒暖差と日射量によって発現します。
山形のデラウェアは寒暖差で黒っぽくなる傾向がありますが、高温だと着色が難しいこともあります。
昨年は暑すぎて、昼間に収穫作業が出来ず、樹になったままのデラウェアがそのまま干からびてしまう…なんてこともあったようです。
着色を促進するために、灌水(かんすい)を行ったり、暑い日には畑の中央で屋根のビニールを開放することが大切なんだ、と教えて戴きました。

赤紫色が濃く、実と実の隙間が無くぎっしりと詰まった房が美味しいデラウェアの証

2023年デラウェア品評会で受賞しました!

そのように丹精込めてデラウェアを育てている高橋さん夫婦。
実は昨年、デラウェアを作る若手農家さんたちが多く参加した品評会で受賞されました!

「地域のJAさんから出品を進められて出場した品評会でしたが、受賞の知らせを聞いたときは驚きと喜びでいっぱいでした。
賞状などはありませんでしたが、お客様からの感想が嬉しかったです。」
「その影響もあってか、昨年、清川屋で購入したお客様から「小さいのに甘くてコクがあってすごく美味しかった!」と電話で感想をいただきました。」
と嬉しそうに話してくださいました。

50アール程の敷地のぶどう畑でデラウェアは育っています

密着!デラウェアの収穫期の暮らし

さて、もうすぐ収穫期を迎える「完熟デラウェア」。どのようなスケジュールで収穫が行われるか聞いてみると…
「収穫期の一日の流れとしては、朝は4時起きて5時~10時頃まで贈答用のぶどうを収獲し、あとは休憩挟みながら4時ごろまで家庭用のぶどうを収獲。ぶどうの色が見えづらくなる夕方以降は箱詰め作業です。」
「収獲期が終わったあとは、毎年50~80㎝の積雪の影響で、雪の重みで枝が折れることを避けるために雪が降る12月上旬までに剪定をしなければならないため、結構忙しいんです。本格的に冬になったら作業がひと段落するので、近所のワイナリーを手伝っていますね。」
また、「雪が積もると木が折れるのでハウスに上って雪下ろしが必要なので。1ヶ月のバカンスなんかは無理ですね~^^;」
と語るのは、善祐さんの奥様の未来さん。

 

旦那様の高橋善祐さん 奥様の高橋未来さん

旦那様である善祐さんのことを「ぜんちゃん」と呼ぶ、仲睦まじい夫婦のお二人には2歳と5歳のお子さんがいらっしゃるとのこと。
中でも5歳のお子さんはぶどうを皮まで食べてしまうほどのぶどうが大好き!なようです。
そんなぶどうが大好きなお子さんに、将来継いでほしい?とお伺いしたところ
「好きなことをしてて欲しいな~とは思うけど、(私たちが)やってることをカッコいいな、凄いことしてるな~とは思っていて欲しいな。」と語る未来さん。

そんな高橋さん夫婦は、100年以上ぶどう栽培の歴史がありながら、高齢化で耕作放棄地が増えている高畠町の現状を見て、
「こども世代にぶどうのある風景を残したい」と一念発起し、デラウェアやワイン用のぶどう、大粒ぶどうの栽培に夫婦二人三脚で取り組んでいます。
現在就農3年目ですが、各地で修業し栽培技術はもちろん、熱意も人一倍です。


その熱意の込めて育てた完熟ぶどう、堪能できるまであと少しです。
ご注文〆切は7月22日までとなっておりますので、是非お急ぎください♪

この記事で紹介した商品はこちら

髙橋さんの完熟デラウェア ぶどう

髙橋さんが手がける「デラウェア」は、強い甘みと程よい酸味でバランスが良く、爽やかな味わいです。特にその甘さは人気の大粒品種「ピオーネ」にも負けません。髙橋さんご夫婦が熱意を込めて育てる甘くはじける幸せをぜひご堪能ください。

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