<新米の季節>サステナブルな社会にする農業とは..?「農園 貞太郎」さんを訪ねました 

7月下旬の記録的な大雨被害や、この頃世間のニュースを賑わせている「令和の米騒動」とも呼ばれた米不足…。
山形県鶴岡市に本社を構える清川屋の通信販売部では、
「雨による農作物の影響は大丈夫ですか?」
「今年の新米はちゃんと出ますか?」
というお問い合わせや心配の声をいただくことが増えていました。

そんな最中、地球温暖化による影響が根深い近年の農業の状況について真剣に考えている、若き農業者の方が集った「農園 貞太郎」の元を訪ねました。

環境に優しい農業について真剣に話す、「農園 貞太郎」代表取締役社長の遠藤 久道さん。

「豊かな自然環境を活かしながら、私たちは持続可能な農業を推進しているんです。」
と語る、「農園 貞太郎」代表取締役社長の遠藤さん。

貞太郎さんは清川屋では春の人気商品である「手作り笹巻」も手掛けている農園さんで、拠点としている山形県庄内地方は、遠藤さんが言うとおり鳥海山と月山に囲まれた自然豊かな土地が特徴です。
日本海側にはかつての財閥の方々が手で植林したと言われている、日本最大級の長さを持った黒松林が広がっています。
その黒松林によって、在来野菜を育て上げるための畑に砂が飛ばず、農地の作物が守られているのだとか。

8月上旬時点での稲。まだまだ青みがあります…!

2010年に農園を先代から継ぎ、お米や大根などの事業を拡大したその7年後に「農園 貞太郎」として法人化した代表取締役社長の遠藤さん。
しかし、その頃から地球温暖化や水害や台風など自然によるイレギュラーに襲われることがあり、野菜などの生育が上手く行かず…
このままじゃダメだ、という恐怖から一度立ち止まってその原因を考える機会を得たのでした。

「やはり農業活動自体がCO2の排出量を増やし、環境汚染の原因となってます。この難題とどう向き合うか社内で何度も話し合いました。」
「そこで行きついた先が、環境破壊をしない農業を目指すということだったんです。」

そのようなきっかけで、恵まれた自然の環境を壊すことなく、将来の世代も平和で豊かに生活し続けられる──
いわゆる「サステナブルな社会」にするために、 貞太郎さんは農業を通して挑戦し続けています。

CO2削減をするために、農地に「バイオ炭」という生物資源を材料とした炭を撒くことによって、
微生物が有機物を食べて出す時に出るCO2の量を減らすという対策を積極的に進めていた貞太郎さん。
この度はその取り組みが認められ、農林水産省の「温室効果ガス削減見える化実証企業」で三ツ星認定を認定を受けました。国からのお墨付き…凄すぎる!


そして環境に優しいだけでなく、その美味しさもお墨付き。
土壌分析や食味測定を駆使した、貞太郎さんの「環境配慮米」は国内外でも高く評価を受けており、これからも美味しいお米を栽培するために磨きをかけているのだとか…!

実際に、そのお米を試食した清川屋スタッフからも
「お米の味が単体で甘い!おかわりしたくなる!」
「冷めてもほどよい柔らかさが残ってて美味しい♪」
「塩を合わせるとさらにお米の甘さが引き立ちます。シンプルな塩おにぎりにするなら絶対にこれです!」
と絶賛の嵐となりました。

社長の遠藤 久道さんと米部門担当をしている常務の正道さん(最左)と専務の広道さん(最右)はなんと3兄弟!
清川屋スタッフ和嶋(右二番目)も米部門担当スタッフと一緒に写真撮影♪

お米以外にも様々な安心・安全でおいしい農産物を育てている貞太郎さんは、
無駄なく価値ある形で提供することで世の中の人々に役立つことや、農業に従事している人の所得向上を目指し、彼らの生活の質を向上させることも重要な目標としている農家さん。
「農園 貞太郎」に勤めている人は社員はもちろん、パート・外国人実習生・シルバー・障がい者など幅広い雇用を行っており、その目標と共に大切にしています。

「私たちも昔の様々な恩恵を受けて農業をさせてもらっています。将来の人たちが魅力をもって農業を続けられるような未来を作る必要があると思います。」
と語る代表取締役社長の遠藤さん。

農業を通じて地域社会や環境に貢献することが、これから毎日の食卓の未来を守ることになるということを、改めて考えさせられることになる清川屋スタッフたちでした。

 

清川屋の新米は【10月上旬~】からご予約いただいたお客様から順番に出荷予定!

そんな「農園 貞太郎」さんが育て上げたお米、「環境配慮米」を始めとしたお米が、新米の季節に向けてただいま出荷予定!現在予約受付中です。
清川屋では山形県産のおいしいお米を、全国どこでも通販で手軽にお取り寄せいただけます。
それぞれの農家さんたちがこだわりを持って作った美味しいお米を食べるなら今がチャンス♪この機会に是非、味わってみてください!

 


環境配慮米 つや姫 5kg

国からも認められ、農林水産省の「温室効果ガス削減見える化実証事業」で三ツ星認定を受けています。手間を惜しまず、環境にやさしい農法で育てたお米です。


この記事で紹介した商品はこちら

清川屋のお米

この秋一番のおいしさをあなたの食卓へ。今年の新米は清川屋の庄内米で決まり!つや姫、雪若丸、コシヒカリ、はえぬき、ひとめぼれ、ミルキークイーン。山形県産ブランド米、庄内米を全国へ

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