秋から冬にかけて楽しみになる、別名「果物の女王」とも呼ばれる山形の名産品の「ラ・フランス」。
清川屋では、11月の出荷に向けて、度々契約農家さんの畑へ生育状況の確認に行っています。
今回は山形県上山市にてラ・フランスや洋梨のメロウリッチなども育てているマルホ観光果樹園さんのもとに行ってきました♪
太陽の光をたっぷり浴びたラ・フランス… 今年の生育状況は!?
果樹園に到着し、案内されて圃場に訪れれば、一定の幅で植えられたラ・フランスの木がずらり。
マルホ観光果樹園さんのラ・フランスはぶどう栽培でも用いられる、均一な高さでラ・フランスを実らせることが出来る「棚づくり」で栽培されているため、たくさんの日光が果実に満遍なく当てられて育てられています。
この日伺ったのは8月27日という夏の終わりの時期でしたが、この時点でラ・フランスの果実が大きく育っていることがわかります!
「紐で引っ張って枝を棚につけるようにしないといけないので、棚づくりは大変です、時間もかかりますし……。でも、良い花芽がつくようになれば比較的簡単なんです。」
そう語るのは、マルホ観光果樹園でラ・フランスを育てている堀 拓也さん。
今年のラ・フランスの生育状況を聞いてみると……
「今年は例年以上に良い状況です。実も多く成っているし、玉張りもいいですよ!」
と嬉しい返答が!
実は昨年のマルホ観光果樹園さんのラ・フランスの収穫量はかなり少なかったようで、その原因は夏の猛暑。
なんでも、昨年の夏は高温な日が続いたためラ・フランスの成長が止まってしまい、玉張りが良くならなかった年だったよう。
今年は昨年よりも気温が高くなく適度に雨も降っていたため、ラ・フランスや洋梨にとってはとても良い気候!味も良く玉張りも大きな良い年になっているようです。
「ラ・フランスが上手く成らない年があると、翌年は成る傾向があるんです。表年( 果実などがよくできる年)ってやつですね。」
と堀さんも笑顔で語ってくれました。
「一度食べたら忘れられない…♪」長年支持される美味しさの<清川屋のラ・フランス>
昨年のマルホ観光果樹園さんのラ・フランスは収穫間際に突風のような強風が吹いた日があり、その影響で4トンもの実が落ちてしまい、ただでさえ不作の年に大打撃だったのだとか…(@_@)
今年はそのようなトラブルもなく、晴れて”表年”になったラ・フランスですが……実はもう既に収穫が終わっています!
ラ・フランスは「樹に実っているうちは完熟しない」という特性をもっており、収穫後すぐに2~3度の低温の貯蔵庫に移動し、「予冷」と呼ばれる期間を設ける必要があるんです。
その後、貯蔵庫から出して常温の環境に置くことで安定した「追熟」が進み、ようやく甘い香りが漂い、とろける果肉のラ・フランスとして美味しく食べられるようになります。
その後もラ・フランスの重さによる仕分ける【重量選果】や、ラ・フランスの果実に傷が無いかを目視で確認して「特秀・秀・〇秀」などの等級にわける【等級選果】など、大変な作業は盛りだくさん!
その状況を見届けるためにも、これからも清川屋は契約をしているラ・フランス農家さんのもとを訪ねる予定です。
最後に堀さんにラ・フランスの良さってなんですか?と聞けば
「他の果物には無い、とろける食感ですね。滑らかなジューシーさをぜひ味わって欲しいです!」
と真剣な一言。
そんな堀さんの想いを一人でも多くのお客様に伝えるためにも
ラ・フランスの「今」の情報を、これからも随時発信していきます!
今年も皆さまのもとに、美味しいラ・フランスが無事お届け出来ますように……♪