制作スタッフ&商品開発スタッフ4名に聞いた「2024清川屋 冬のカタログに込めた想い」
こんにちは。清川屋のくりはらです☺
この度、お世話になっているお客様に会いに行く!という清川屋初の東京でのリアルイベントを小規模で開催しました。
(プレスリリースはこちらから。後日このイベントのご報告ブログを更新いたしますのでどうぞお楽しみに…♪)
その際、せっかくなので出来立てほやほやの『冬号カタログ』をお持ちしよう!という流れから、カタログ制作スタッフに
「今回の冬号カタログで、お客様にお伝えしたいことはありますか?」
と聞いたところ・・
まさかの長文が4人のスタッフから寄せられてびっくり!
そこには、このカタログで感じてほしい気持ち、商品選びの迷い、食の未来を守る仕事としての考え方など、制作スタッフたちのアツいアツい想いが込められていました。
これは皆様にもお伝えしなくては・・!ということで、
ブログの形でご紹介させていただきます。
長文となりますが、読む価値あり!!
ぜひ、カタログ制作スタッフたちの想いを受け取ってください♪
カタログ制作の重鎮!スタッフ渡部より
いつも清川屋のカタログを読んでいただいてありがとうございます。
企画スタッフ4名でカタログを作成しております。
売ろう!と思って毎回企画やカタログを作るわけですが、
今年はさくらんぼなど、売れてもお客様のご期待する物が実際に出荷できなかったりで…
本当に売って良かったのか?と悩むことも多い年でした。
しかし「いつもみんなで回し読みしているんだよ」「大変だけどこれからも頑張って」という励ましのお声も今年はたくさんいただきました。
この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
このあったかい気持ちをどう表わしたら良いか…ということをスタッフ間で話し合った末、安直ですがあったかい鍋を冬号で冒頭に持ってきた次第です(笑)
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、山形の冬は長くて寒い上に雪空で暗いんですね。
でもその暗い寒空の中でも山形の人は結構元気に、外でどんがら汁とかすすっています(笑)
そんな温かさというか元気をお届けできたらいいなと思ってこのカタログを作成しました。
どんがら汁(商品名は寒だら鍋ですが)は来年お届けになってしまうのですが、気になる方はぜひ食べてみてください。
裏話になりますが、
3~4ページに登場する手は企画スタッフ3名です(笑)
そして5ページにあるラフランスを持った手の写真は、私の息子と姑です(笑)
大黒様の写真はスタッフ鈴木に提供してもらいました。
…と、このようにかなり内輪で作成されております(笑)
今後もちょいちょいスタッフの顔がカタログ内に出て来るかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
▼企画スタッフ3名の手が入ったパーティー写真がこちら。
こんな写真があったら素敵だよね、という構想から、食材を準備し、配置し、撮影する――カタログ企画スタッフたちが試行錯誤して撮影した一枚です。
▼そしてスタッフ渡部の息子さんとお姑さんにご協力いただいた写真がこちら
実はスタッフ渡部の息子さんは、冬号以外のカタログや、インスタグラムでの観光地紹介リールにもちょこちょこ登場してくれています♪
だだちゃ豆カタログでは縁側でお豆を食べるシーンで登場してくれました。(写っているおばあちゃんは、お姑さんのお友達。ご協力ありがとうございます!)いつも撮影に協力してくれて感謝です!
撮影もおまかせ!素敵に紙面を構成してくれる スタッフ鈴木より
冬のカタログは今年1年を締めくくる、商品点数が多いカタログになりますので、
どんな商品がいいのか、どんな規格がいいのか、何人くらい分の量がいいのかなど、規格の段階で迷いつつ…
昨年まで掲載していた商品が掲載できない。
環境の変化で獲れていた魚も獲れないなど、さまざまな事が起こる中で、これぞ!と選定した商品たちを掲載しております。
ご自分用に、贈り物に、贈った先も笑顔が咲くような商品が詰まっています。
制作の面では、自社での写真撮影もおこない、商品の魅力をより引き出しました。
冬号カタログ別紙の素敵なおせち料理の写真もスタッフ鈴木の尽力によるもの。
カメラマンさんと打ち合わせを重ね、配置を考え、「商品の魅力を引き出す」ように細かな調整を経て撮影していました☺
また、秋号カタログ掲載の印象的な夕焼けの写真もスタッフ鈴木が撮影したもの。どの位置で撮影するとより雰囲気が伝わるか、空がきれいな柿色に染まる瞬間にちゃんと撮影できるか…何度も柿の産地まで足を運んでおさめた一枚なんですよ!
スタッフ鈴木のコメントに「昨年まで掲載していた商品が掲載できない。環境の変化で獲れていた魚も獲れない」とありますが、産直商品、特に海鮮に関しては漁に出てみないと何とも言えないことも多く、どうしたら…と自然相手の商品を販売する難しさを感じるところでもあります。
今回の冬のカタログでは毎年人気の「はららご醤油漬け」が、また秋のカタログでは「庄内浜の口細かれい」がまさにそんな状況でカタログに掲載することができず、ネット限定・入荷次第の販売予定となっています。
※実はこの口細かれい、つい2週間ほど前に入荷が決定→ネットで急遽販売となったアイテムです。漁師さんたちが頑張ってくださって、ようやく水揚げされた希少な庄内浜カレイ。数量限定なのでお早めにどうぞ…!
ネットでは「予約開始お知らせ」のボタンから登録しておくと、販売再開時にメールが届きます!
今回のはららご醤油漬けも、気になる方はぜひ登録いただけると嬉しいです☺
いつも楽しいイラストを作ってくれる スタッフ佐藤より
今年の冬号は、青果物からではなく、お鍋からはじまります。
青果物が巻頭を飾ることが多い清川屋カタログとしては珍しい順番かと思います。
表紙の左下に少しメッセージが添えてあるのですが、
この商品美味しいよ、だけじゃなく
その商品をきっかけに、家族や友人と集まったり、懐かしい思い出話に花を咲かせたり
人と人とがあたたかく繋がることを思い描けるような紙面を意識しました。
カタログを手に取ってくださった方が、どこかでクスリと笑ってくださることを願っています。
実はカタログと一緒に届くご挨拶状の2コマ漫画の絵はスタッフ佐藤はじめ、清川屋スタッフが描いていることが多いんです! 「クスリと笑ってくださることを願っています」のコメント通り、毎回笑みがこぼれるような仕掛けがあるんですよ。
また、最近のカタログの表紙は、毎回左下に小さく編集部のコメントが入っていることをご存知でしたか?制作スタッフのカタログにかける想いがこの数行にギュッと詰まっているので、ぜひこの部分も見ていただけると嬉しいです☺
カタログ制作の枠を超え、清川屋の在り方を考える
商品開発担当 スタッフ和嶋より
清川屋に入社して約20年、
この年月の中で震災、新型コロナウイルスの流行、そして気候変動といった数々の試練に直面しながら、山形の自然や文化と向き合ってきました。
近年の気候変動により、さくらんぼや日本海の海の幸、お米ですら収穫に支障が出るようになり、地域独自の行事や季節の郷土食といった文化も失われつつあります。
このような変化の中で、地域資源や食文化を継承しながら、商品づくりを通じて地域の価値を守り続けたいという想いが私にはあります。
そんな中でも、お客様が満足できる品質を維持するために、日々、農家さんとの対話を大切にしています。
農家さんに近いところで農作物の生育状況を見守り、感じ取り、寄り添いながら共に歩むことを心がけています。
また、物価高という流れもあり、すべてをリーズナブルに提供することが難しくなっているかもしれませんが、それでも農家さんが事業を続けられるよう、そして消費者に安心して選ばれる品質を届けるために妥協はしないつもりです。
さらに、農産物が消費者に届かず廃棄されるという問題も目を向けるべき重要な課題だと考えています。
こうした課題にもしっかりと取り組み、地域資源を無駄なく活かし、持続可能な商品づくりを目指していきたいです。
地域の文化や食文化が途切れることなく次世代に引き継がれるよう、商品を通じて地域の魅力を発信し、人々が日々の中で地域とのつながりを感じられるようなものを生み出していきたいと考えています。
「農家さんに近いところで農作物の生育状況を見守り、感じ取り、寄り添いながら共に歩むことを心がけています」のコメントの通り、山形県内のさまざまな農家さんやメーカーさんとのやり取りをしているスタッフ和嶋。生産者さんサイドの想いを汲みつつ、お客様が喜ぶ商品開発をするスペシャリストです。
「冬号発行にあたってのコメント、ではないかもしれませんが…」と前置きしつつのコメント。農家さんと近い関係を心掛けているからこそ、伝えたい想いが溢れていました。
いかがでしたでしょうか?
一緒に働いている間でも、なかなか聞くことができなかった、スタッフそれぞれのカタログへの想い、山形の食文化への想い・・・
少ない紙面ではなかなかお伝えできませんが、そんな中でも、文章や写真、商品を通して、お客様に伝わればいいなと思います。
そんな冬のグルメ満載のカタログ掲載商品は、ネット店でも受付開始しております。ぜひご覧くださいませ🙌