こんにちは!清川屋 の佐藤です(o^∇^o)ノ
突然ですが、
6月の季語に「麦秋(ばくしゅう)」というものがあるのをご存知ですか?
“秋”と入っていますが、これ、立派な夏の季語。
そう、読んで字のごとく、
初夏のこの時期が、麦にとっては収穫の秋であることから名づけられたらしい。
清川屋で毎年人気のこだわり焙煎麦茶 の麦も
ちょうど6月に収穫されます。
清川屋の焙煎麦茶は
春先から「まだ販売しないの?」「早く飲みたい!」の声を
続々といただくほどの人気!
そんなに人気なら、これは取材してくるか!
ということで、6月の上旬頃、
焙煎麦茶の原料・麦の様子を取材するために
山形県三川町に行ってきました。
麦秋
名前だけは聞いたことがあったのですが
なるほど、これは確かに秋の光景!
手前に水田があると
なんだかおかしな光景に見えますね^^;
ここの麦畑はおよそ60~70aほどの広さ。
これだけ広いと、栽培するのも結構大変なのでは…?と聞いてみたところ
「そうでもないんですよ」という意外な答えが。
というのも、麦は稲に比べて
病気になることが少ないらしい。
それゆえ、農薬を使用しなくても比較的丈夫に育つのだそう。
さらに堆肥をたっぷりと与えているため、
美味しい麦が育ちやすいようですよ。
また、冬の時期に行う「麦踏み」という作業があるのですが
そこは雪国・山形のこと。
麦踏みという作業をしなくても、
畑に積もった雪の重みで、麦踏みをするのと同じような効果が生まれるらしい。
山形の自然が、農家さんの負担を軽減してくれているんですね^^
そうして育った麦がこれ。
一粒が大きいですよね^^
焙煎麦茶は、この麦の粒がはっきりとわかるのも
大きな特徴のひとつ。
通常、麦茶に使用する麦は、
大麦のクズが多いため、
原産地を表記することは難しいらしい。
ですが、
焙煎麦茶については
「山形県三川町産」といえるくらい
粒の一つ一つがしっかりとわかるんです。
* * *
収穫された麦は、乾燥後、出荷の直前に低温で焙煎。
少量ずつ繰り返し焙煎することで、
香ばしいのに焦げ臭さがない麦茶が生まれるのです!
(栽培自体の手間は少ないが、
この焙煎に関してはとっても手間が掛かるんだそうですよ)
「たくさんの量がとれれば、たくさんの麦茶が出荷できる。
けれど、ただ量が取れればいいというわけではない。」
そんな想いから、化成肥料は使用していないとのこと。
香ばしさがあるのに苦味がなく、まろやか。
麦そのものの味がしっかりと感じられる焙煎麦茶には
生産者さんやメーカーさんのこだわりや想いが詰まっているんだなと感じました。
* * *
こだわり焙煎麦茶 は、
昨年までは麦がそのまま入っていましたが、
今年からティーパック入りになり、簡単に煮出せるようになりました♪
より気軽に、美味しい麦茶を楽しめるようになっています^^
これからのあつ~~い季節、
香ばしい麦茶で切ってくださいね^^